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齋藤孝さんはエッセイを書くときに、まずはネタを出して、それを整理するという下準備をします。
そして、いよいよ書き始める時に最初にすることは
「最後の文章を決める」こと
なのです。
そしてタイトルというスタート地点を決め、三段構えの論法で最初に定めたゴールに着地させる。
これでエッセイの一丁上がりというわけである。
この時に大事なのは
①凡庸でない結論をゴールにすること
②オリジナルであること
③三段構えの論法は多少強引でよい
の三点だ。
最後のオリジナル(個性)について、アイデアのつなげ方における個性を
本来、はまらないものを無理やりはめ込もうとするわけですから、そこには摩擦が生じるわけです
と齋藤孝さんは言っています。
つまり、物理の仕事の概念で魅力的なエッセイの条件を言い換えると
①高いところまで持ち上げること
②持ち上げにくい斜面で持ち上げること
③頑張って引っ張りなさい
となって、二つの概念が結びつきました。
結論:「魅力的な文章は物理でいう仕事Wの量が大きい」
大沢在昌は「売れる小説家の全技術」で
<いい小説は主人公を苛める小説である>
というような内容を語っていた。
その心は追い込まれた主人公が成長して壁を乗り越えるところに小説の魅力が生まれるということにある。
つまり小説のある種の魅力は仕事理論で説明できるのだ。